2019年度佐世保北中高文化祭 脱出ゲーム解答・解説 ③

1.はじめに

これは2019年9月7日~8日に佐世保北中高で行われた
文化祭の高2-1の出し物、「脱出ゲーム」の真エンディングの
解説です。

エンディングの内容や細かい伏線にも触れていきます。


来てくださった方には時間の都合で解答・解説をお教えすることができなかったので、
このブログで全ての問題の解答・解説を行いたいと思います。

当日来られなかった方は、こちら(https://sasebo-kita-2-1-2019.hatenablog.com/entry/Questions)から問題を見ることができますので、
実際に問題を解いてからですとよりこの記事をお楽しみいただけると思います。


(コピペってとても便利な機能です)

 

2.真エンディング

真エンディングの話をするために、
まずは普通のエンディングの話をしていこうと思います。

・主人公たちは3rdステージまでの謎を解き、扉を開くためのパスワードを伝えて
 教室の扉を開けてもらった。
・教室から脱出することができた。

というのが普通のエンディングの内容です。
これを覚えていてください。

教室の中の時計を見ると、
・今が部活動の時間中であること

がわかります。

さらに、

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この図面も伏線となっております。


この図面によると、
「六角形と三角形のマークの何か」と、正門の施錠が
自分たちを閉じ込めた張本人によって
なぜか連携されてしまっており、
片方が開けばもう片方が閉まり、
片方が閉まればもう片方が開くということが分かります。

では、「六角形と三角形のマークの何か」とは何でしょうか。
これは、ゲーム中にも無線の先にいる人間からのメッセージで
伝えられていました。

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そう、2ndステージの最後に番号を伝えて開けてもらった、南京錠です。
南京錠には六角形のマークがついており、
しかもそれを開けてしまったがために、今は正門の施錠が閉まっているということになります。

このままでは教室から出られても学校から外に出ることができません。
さらに今は部活動時間中。多くの生徒が学校にいます。
このままだと、多くの生徒を巻き込んでしまうことになるのです。

では一体どうすればいいのでしょうか。

そう、ゲームの終了時間が来るまでに、
無線係に「南京錠を閉めるように伝えて」
と言えばよかったのです。

「解答用紙もないのにそんなのどうやって言えばいいんだ」
と言いたくなるかもしれませんが、
最初の注意説明の時に、
「別室に伝えたいことがあれば、通信室の方までお伝えください」
と、無線で情報を伝えるのに解答用紙が必要だとは言っていません。


3.真エンディングの条件

今までの話をまとめると、
時間内に1st~3rdステージまでの全ての謎を解き、
教室の扉の鍵を開き、
南京錠と学校全体の施錠が連動していることに気づき、
そして南京錠を閉めるように指示をして、
他の生徒を巻き込むことなく
教室だけではなく学校からも脱出することのできたチームが

「真の脱出」をしたチーム
ということになります。


4.エンディング

(このエンディングは主人公たちが真エンディングを達成した、という設定で書かれています。)

 「よし、これで…」

鍵の開く音がした。

「開いた!」

教室から外に出て、学校からも外に出る。

隅々までしっかりと見ていて良かった。

まさかあんな罠が隠されているとは…

 

「しかし出られて本当に良かったよ」

 「怖かったけどでも正直楽しかったな」

 

緊張から解放されて皆一気に話し出した。

話したい内容が一気に溢れ出てくる。

 

ふと、誰かが言った。

「ねぇ、あれを見て!」

そこには私たちを閉じ込めたクマのぬいぐるみがあった。

 

クマが話し出した。

「まずは脱出おめでとう。君たちがここまでやるとは思わなかったよ。

まさかあの罠にも気づくなんてね。」

 「ところで、僕のことは覚えていないかい?」

 

そこで私は思い出した。

そうだ、このぬいぐるみは、昔私が大好きだったもので、

でも汚れてしまったので 親に捨てられてしまったのだ。

 

「そうか...遊んでほしかったんだね。」

そう口に出したとき、ぬいぐるみの姿は消えていた。

 

5.クリア率

9/8~9/9の2日間で、
・脱出成功(普通エンディング+真エンディング)したチームの割合
 25.0%(18チーム/72チーム)

・真の脱出をしたチームの割合
 00.0%(0チーム/72チーム)


6.最後に

今回は脱出ゲームに参加していただきor問題の記事を読んでいただき

本当にありがとうございました!

 

もし感想などありましたらご自由にコメントお願いします!!!

 

7.最後の最後に

 

この、「実際に部屋に入って脱出ゲームを行う」というイベントは、

SCRAPという会社が「リアル脱出ゲーム」という名前で行っていて、今回はそれをイメージして脱出ゲームを提案しました。

 

もし今回の出し物が面白いと思った方は、ぜひリアル脱出ゲームに参加してみてください。

より完成度の高い世界観の中で、より高いクオリティでより高い難易度の謎を解くことができるでしょう。